革新は“技術”からではなく、“価値観”から始まる

イノベーションというと、最先端の技術や画期的な発明を思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし実際には、「革新の種」は技術そのものではなく、人々の価値観の変化の中に芽生えます。


技術は“手段”にすぎない

例えばスマートフォン。タッチパネルや通信技術が進歩したことは確かに重要ですが、革新を生んだ本質は「常にネットにつながりたい」「生活すべてを一台にまとめたい」という価値観の変化でした。

技術は、その価値観を実現するために後から組み合わされ、形となったのです。


革新を起こすのは“人の心の変化”

近年のサステナビリティやウェルビーイングの潮流も同じです。

新素材やエネルギー技術が注目されていますが、その背景には「地球や人間らしい生き方を大切にしたい」という価値観がありました。

企業が新しい市場を切り開くとき、見逃してはならないのは、まだ形になっていない価値観のシフトです。


未来をつくるための問い

だからこそ、次の革新を考えるときに必要なのは「どんな技術が生まれるか?」ではなく、

「人々はこれから何を大切にするのか?」という問いです。

価値観が動けば、技術は自然に追随します。

逆に、価値観が動かないところに技術を投入しても、革新にはなりません。


INKUBOIの視点

私たちINKUBOIは、テクノロジーの先端だけでなく、人や社会の価値観の動きに注目しています。

そこに芽生える“変化の兆し”を捉え、それをビジネスのデザインに落とし込む。

それこそが、真の意味での革新を生むプロセスだと考えています。

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