多くの企業が新しいプロダクトやサービスを立ち上げるとき、真っ先に考えるのは「機能」や「UI」のことです。
もちろんそれも大切ですが、INKUBOIのデザインプロセスは必ず“ビジネスデザイン”から始まります。
UXやUIよりも前に、問い直すべきもの
どれだけ美しいデザインや優れた機能を作り込んでも、ビジネスとして成立しなければ長続きしません。
そのため、最初に確認すべきは次のような問いです。
- そもそも、このサービスは誰にとって意味があるのか?
- どんな顧客体験が、事業としての成果につながるのか?
- ビジネスモデルは持続可能で、拡張性があるのか?
この問いを曖昧にしたまま開発に入ると、結果的に「使えるけれど儲からないサービス」や「よくできているが市場で埋もれるプロダクト」になってしまいます。
INKUBOIのプロセスが大切にする視点
INKUBOIでは、デザインプロセスの最初にビジネスの骨格を描くことを重視します。
ここで意識するのは、次の3つの視点です。
- 収益性 ── 顧客価値と収益モデルがリンクしているか?
- 継続性 ── 一度の成功で終わらず、改善・成長できる仕組みか?
- 差別化 ── 競合と並ぶのではなく、自社ならではのポジションを築けるか?
UXやUIは、その上に“のる”もの
ビジネスデザインが固まってはじめて、UXやUIの具体設計が意味を持ちます。
なぜなら、ユーザー体験はビジネスの方向性を体現するものであり、
裏側の収益モデルや事業戦略と乖離してしまっては「形だけのデザイン」になってしまうからです。
まとめ
デザインを“見た目”や“使いやすさ”に閉じ込めず、ビジネスの仕組みそのものをデザインすること。
それがINKUBOIが提供するプロセスの出発点です。
私たちは、事業と体験をつなぐ「ビジネスデザイン」から始めることで、本当に成果を生むプロダクト・サービスの実現を支援しています。
コメント